既成者研修

若手会(文楽既成者研修発表会)」を聴くのでありました。
「義経千本桜」すしやの段、「傾城恋飛脚」新口村の段、
「釣女」で、各段の間に15分休憩有り。馴染み深い演目
ばかりに、終始リラックス。すしやの前は豊竹芳穂太夫
(三味線は鶴澤友之助)、後は豊竹希太夫。いがみの
権太は吉田玉翔が遣っていました。どうしても、「内侍は
高雄の文覚へ六代がこと頼まれよ 」で、どきどきします。
新口村の段の前は豊竹亘太夫と鶴澤清公、後は豊竹
靖太夫と鶴澤寛太郎。亀屋忠兵衛は桐竹勘次郎、遊女
梅川は桐竹紋吉でしたが、親孫右衛門の吉田玉勢が
素敵。捕手小頭の豊松清之助も妙に目を引きますねえ。
「釣女」の太郎冠者を語ったのは竹本小住太夫、大名が竹本碩太夫、醜女では豊竹
咲寿太夫が出てきました。太郎冠者の主遣いの桐竹勘介は余裕綽々に見えます。
狂言が原典ということより、「西宮神社」が舞台ということに、何とも親しみを感じて
いるのですが……左上画像は、2階ロビーに展示されている富永直樹の「喝采」です。
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