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★ 2023年7月に読んだ本 ★

鉄方堂『堺の怖い話・不思議な話』(さたなき書房)……「第1回 文学フリマ京都」にて
 入手。「編者/ふしぎあん」、「鉄方堂/著『沙界怪談実記』より」と記されており、
 フェイク(古典)怪談と思われますが、扱いに困りました。もっと、作り込んでほしい。
一坂太郎『幕末歴史散歩 京阪神篇』(中公新書)
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 12』(デアゴスティーニ・
 ジャパン)
……THELONIOUS MONK を特集。モンクは2枚ほど、アルバムを所有。
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 13』(デアゴスティーニ・
 ジャパン)……KENNY BURRELL を特集。“ブルース感覚”がぼくの耳には普通。
清水勲・編『岡本一平漫画漫文集』(岩波文庫)
鹿児島のむかし話研究会編『鹿児島の伝説』(日本標準)……マイ・クラシック。
水上滝太郎『大阪の宿』(岩波文庫)……「中之島遊歩道」に文学碑が建っていて、
 以前から気に懸かっていたので、念願の読了。余裕を持って、小説『大阪の宿』に
 ついて語れそう。内容的にも面白かったです。街ネタとしても、使える小説家かな。
有島武郎『一房の葡萄 他四篇』(岩波文庫)……「二人の読書会」のテクスト。
 表題作の他、「溺れかけた兄妹」、「碁石を呑んだ八っちゃん」、「僕の帽子のお話」、
 「火事とポチ」。「一房の葡萄」など、書かれていない場面や、先生とジムの表面上の
 態度の裏に空恐ろしいものを感じるぼくは、有島武郎(1878~1923)と亀井勝一郎
 (1907~1966)を混同するくらい、いい子ではなく、「星の王子さま」が恋しいです。
鳴海風『星空に魅せられた男 間重富』(くもん出版)……高山ケンタ[画]。
中川なをみ『水底の棺』(くもん出版)……村上豊・画。児童文学と侮るなかれ。
嘉数次人『天文学者たちの江戸時代』(ちくま新書)
 ……副題「暦・宇宙観の大転換」。『星空に魅せられた男 間重富』等の後に読むと、
 吉。著者は「大阪市立科学館」学芸員です。夏休みがあれば、星空を見上げよ。
定方晟『須弥山と極楽』(ちくま学芸文庫)……『倶舎論』を中心に仏教的宇宙観を
 闡明した名著が、今夏、待望の文庫本化。地獄の描写が笑っちゃうくらいに最高。
『文楽床本集 国立文楽劇場 令和五年7・8月』(独立行政法人日本芸術文化振興会)
『近代彫塑の原点 長沼守敬展』(萬鉄五郎記念館)……1992年10月14日~11月
 23日の間、開催された同展の図録。図版が限られている一方、文献資料が充実
 していました。「現代美術の揺籃時代」は先月コピーした史料と同内容でしたが。
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ジャンル : 小説・文学

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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