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味覚描写

2月20日(土)18時から、大阪市内某所で、有志による小説の勉強会(?)を開く。
20回目となる今回のテーマは、味覚と描写について。
言葉が視覚イメージの表象とされがちな、近代西欧的な言語観~
ひいては小説観から、いかにして、身を引き離せるものなのか? 
その取っ掛かりとして、視覚とは異なる他の感覚、嗅覚を抜擢……したつもり。
だけれど、ぼくの問題意識は、やはり伝わりづらいのか、全くの別次元に在るのか? 
言葉(による描写)が視覚イメージに囚われる事態に抗い、その手詰まり感を
意識の俎上に載せようと共に試みていたはずなのに、無自覚なのか、鈍感なのか? 
視覚イメージの代替品である言葉を羅列して、味覚をめぐる状況を表出しようとする。
“味覚”そのものに言語で迫ろうとする尖鋭さが無い。
食物を取り囲んで、周りで「美味しいね」と言い交わしさえすれば、
あたかも、そこに“美味”が出現するとでもいうように。
そんなことは「食べログ」の記事でも十分じゃないか。
ぼくが欲しいのは味覚の再現でなく、言語による味覚の創出である。
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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 同人

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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