LOUVRE

(LOUVRE)愛を描く」を観に行きました。眼鏡を持って
行くのを忘れていた上に、ごった返す会場内ですから、
不本意な鑑賞となってしまったのは致し方ありません。
いくつか、気になった点を挙げれば、“愛”というテーマの
陳腐さはどうにかならなかったのか。古代神話~ロマン
主義で終わっていますから、斬新な視点を導入するのは
難しかったのかもしれませんが……。次に、観客の動線の
設定に疑問。四角い部屋の角近くまで作品を配置すると、
角に来て人溜まりが出来てしまうのね。後につかえている
観客のことを気遣ってくれる鑑賞者ばかりではないもの。
加えて、最後の部屋Ⅳ(19世紀フランスの牧歌的恋愛と
ロマン主義の悲劇)では画像撮影OKとされていたため、
スマートフォンで撮影に勤しむ方が順に並んで列を成し、
絵画に近付いてじっくりと観ることが憚られる雰囲気で、
昨秋のフェルメールと同じくらい、愛想を尽かしそうになりました。作品自体に罪は無い
のにねえ。フランソワ・ブーシェなど、甘ったるい画家を眺めた後で、見つめるユベール・
ロベールは最高なんですよ。ユベール・ロベールの「かつてヴィーナスに捧げられた
神殿」の他、サミュエル・ファン・ホーホストラーテン「部屋覗き」、ブーシェ「褐色の髪の
オダリスク」、ジャン=オノレ・フラゴナール「かんぬき」、アリ・シェフェール「ダンテと
ウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊」の
ポスト・カード等を購入。「正起屋」京都ポルタ店で喉を潤して、京都タワーにさよなら。
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