ミッション車

略語というものは、地域性がある。
東の「マック」に対して、西の「マクド」のように。
「マクドナルド」の例のように有名ではないが、近頃、「ミッション車」が引っ掛かる。
いわゆる、マニュアル車MT)のことだが、何故に「ミッション車」?
対する「オートマ」(AT)は、全国どこででも通じるものかと思われるけれども。
       ☆
マニュアル車(MT)は、「manual transmission」、
オートマ車(AT)は「automatic transmission」の略。
「AT」を「オートマ」と省略するのはわかる。「オートマチック」では悠長だから。
しかし、どうして「マニュアル」でなく、「ミッション」の方?
「transmission」の後半だけ取り出せば、「使節」「伝道」と別の意味も出てくる。
そもそも、「AT」にだって「transmission」が含まれているのだから、もやもやする。
       ☆
トランスミッション(transmission)の定義については、
(英国英語と米国英語で指示するパーツ部分が異なるところもあるにせよ)
日本語で、一般に「変速機」「変速機構」「変速装置」とされる……
考えてみれば、昔は自動車の変速機をわざわざ「手動」と断る必要がなく、
「マニュアル」を強調する意味合いが薄かったのだろう。
ただ「トランスミッション」を短く言えれば、それでよかったということか。
       ☆
AT車が出現するまで、たぶん、「ミッション車」という略し方は全国的だったはず。
AT車の進出とともに、両タイプを区別するために
「マニュアル/オートマ」という新たな表現が生まれてくる。
しかし、人の入れ替わりが激しい都市部では、新語・新概念の定着も早いけれど、
ローカルな地域では、旧い言葉(=情報)がそのまま現役で機能し続ける。
方言には得てして、古語が温存され、生き残っているケースがあるのと同様に。
そうして、今となっては意味を成さない「ミッション車」という言葉だけが独り歩く。
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先月、公開されたらしい『新劇場版「頭文字D」 Legend3 夢現』とは一切関係ありませんw
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通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



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「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

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