40億丁の豆腐を作る

豆腐の年間生産量を調べるにあたって、総務省統計局の家計調査報告から1世帯当たりの豆腐の購入数量(丁)を知ることができ、その丁数に世帯数を乗じれば、大体の消費量(≒生産量)を概算はできる。しかし、1丁当たりの重量の異なる地域性(沖縄と北陸では3倍もの差が生じる)などを考慮すれば、どれだけの精度が期待できるかについては疑問が残る。

その点、農林水産省が公表している食料需給表に付された参考統計表の「加工食品等の生産量」は、穀類、でんぷん、豆類・油脂類、野菜、肉類を主原料とする加工食品に分けられており、豆類・油脂類のシートで豆腐、油揚げ、納豆、凍り豆腐といった大豆加工食品の生産量の推移を見て取れる(食料需給表は「食料需給情報ステーション」のホームページからダウンロードできた……2007年当時)。数値は総合食料局食品産業振興課の推定、単位は1,000トン。別表に4品目の大豆加工食品の生産量の推移を示した。

2004年の豆腐の生産量は125万トン。豆腐1丁を平均300グラムと仮定した場合、およそ41億6,667万丁の豆腐が製造された計算になる。食料需給表から割り出した数値とは別に、総務省統計局の公表している家計調査から、2004年の(農林漁家世帯を除く)1世帯当たりの豆腐購入数量74.48丁に同年(2004年3月31日現在)の世帯数4,983万7,731を掛けて、約37億1,191万丁。以前、「豆腐は何丁、売れているか?(2)」でも表に示したとおりである。

いずれにしても、年間40億丁前後の豆腐が生産(消費)されているのである。また、農水省の「大豆のホームページ」から「1キログラムの大豆から11〜13丁(3.3〜3.9キログラム)の豆腐ができる」との解説を援用して逆算すると、およそ32万1,000〜37万9,000トンの大豆を使用したと推測される。同じく農水省総合食料局食品産業振興課の推定した「食品用大豆の用途別使用量」(2004年度)を見ると、豆腐・油揚げは約49万6,000トンとなっている。

大豆加工食品の生産量推移_200703
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通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



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「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

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