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酒房「半田屋」

このところ、「大阪市立美術館」や「あべのハルカス」など、天王寺に出掛けると、
必ずと言ってよいほど、「森田屋」をお邪魔していたのですが、
先日も「デトロイト美術館展」に行った帰り、立ち寄ろうかと
暖簾の隙間から覗いてみると、いつもと同じように満席状態。平日の昼間なのですが。
席を詰めてもらって押し入るのも恐縮ですし、たまには別の店を開拓しようか、と
新世界へ向かいました。火曜日は定休日の店が多いのか、微妙に閑散とした風景。
しかし、新世界が老若男女(若者&女性に力点)、外国人向けの観光地化した頃より
顕著なのですが、どこもかしこも串カツ屋ばっかり……ぼくの愛する「昭和」な喫茶店や
ホルモン屋は数えるほどで、きらびやかにデコった串カツ屋の店頭で茶髪の客引き。
違うんだよ! 新世界はもっとくすぶっているというか、陰があるというかさ、
荒んでいるというか、どこかしら殺気が感じられないと駄目なんだよお!などと
無茶なことを思いつつ、そもそも、油っぽい食事など取りたくない気分なのでした。
シンプルに呑みたい。普通の居酒屋でよいのです。以前から目をつけていた呑み屋が
あったはずだがなあ、と徘徊していると、幸いにも、その酒房「半田屋」新世界店が
開業していたのであります。雨が降りそうな空模様もあってか、カウンターはがら空き。
普段はぎゅうぎゅうすし詰め状態だったと記憶していますが、願ったりかなったり。
まずは瓶ビールで喉を潤し、壁にびっしりと貼られたお品書きを拾い読みつつの注文。
すぐに出てくる冷や奴、きんぴらを摘まみながら、冷酒に切り替え、野菜の天ぷらや
海鮮チゲをオーダーしました。あっさりした魚介類の一品から、がっつり食べたい
向きには肉系、揚げ物、鍋など、充実したラインアップです。さすが、創業86年
空いていたお陰で、勤続ン十年という大将に、絶品の山芋ステーキなめろう
美味さの秘密を ちょろっとだけ教えていただいたり……山芋は輪切りでなく、
すりおろした物を焼くタイプで、だしに工夫を凝らしてあるとのこと。なめろうには
カンパチを使用してあり、白味噌が良い感じでした。白葱と車海老のかき揚げも
試してみたかったところ、昼日中から呑み始めたためか、ほぼ満腹状態に近く、
梅酒のシャーベットをデザート代わりに頂いて、初会は終了としたのでありました。
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テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む豆腐

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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