こんにゃく芋の経営収支

農林水産省大臣官房統計部は毎年、農林水産統計の一環として、品目別経営統計を公表している。先に発表された2005年産「水田作・畑作経営の品目別経営収支等」の中から、こんにゃく芋の1戸当たり農業経営収支等をまとめてみた。

こんにゃく芋の経営収支_200703

まず全国平均1戸当たり農業粗収益は677万円、ここから農業経営費の377万1,000円を差し引いた299万9,000円が農業所得となる。また、自営農業における1戸当たり労働時間の全国平均は2,218.15時間。これは睡眠時間などを無視した単純計算で、約92日間、およそ3か月間、こんにゃく芋の生産に要している勘定だ。土地、家屋などの農業固定資産額は452万7,000円。こんにゃく芋の栽培面積202アール(収穫面積は141アール)、その販売量は約55トンである。

全国の収穫面積のおおむね80%を占める主産県の群馬と栃木の数字も追いかけてみる。こんにゃく王国・群馬の1戸当たり農業粗収益は720万9,000円、農業経営費402万6,000円で、農業所得が318万3,000円となっている。全国平均を群馬が押し上げている形であり、農業粗収益で実に栃木(162万8,000円)の約4.4倍、農業所得で栃木(83万3,000円)の約3.8倍に達する。1戸当たり自営農業労働時間は群馬2,306.38時間、栃木1,181.97時間。所得と労働時間の関係だけで見た場合、群馬の方が栃木より作業効率が良いようだ。農業固定資産額は群馬486万7,000円、栃木54万1,000円。栽培面積は群馬213アール、栃木63アール、収穫面積が群馬149アール、栃木42アール。販売量は群馬が約59トン、栃木が約12トンとなっている。

また、表では省いたが、公表の分析指標によると群馬の農業所得率は44.2%、栃木は51.2%、全国平均は44.3%。農業所得率とは、農業所得に経営補助金等を加えたものを農業粗収益で割った値である。家族農業労働1時間当たりの農業所得は、群馬1,700円、栃木783円、全国平均1,658円。農業固定資産1,000円当たりの農業所得は群馬654円、栃木1,540円、全国平均662円。群馬より栃木の方が、土地などの固定資産を有効に活用しているようだ。
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通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



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「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

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