飛び鳥居(再掲含む)
飛び地が好きです。特殊な閉鎖空間、隔離された
サンクチュアリといったイメージをこよなく愛しています。
(おそらく、孤島ミステリーや密室物への偏愛もそのせい)
地図を見ていて、飛び地を発見すると、どきどきしますね。
右の画像は、本年9月30日の「船場で遊ぼう!」にて、
大阪市中央区を散策している時に見つけた物件です。
結論だけ先に言えば、「御霊神社」の神宮寺となる
「宝城寺」の南側の敷地に在った鳥居だけが、単独で
残されてしまった物です。“神宮寺”は、神仏習合により
神社に付属して建てられた寺社ですが、明治時代の
「神仏判然令」(=神仏分離令)によって切り離されて
しまいます。その結果、宝城寺が無くなり、御霊神社の
南側にぽつねんとして鳥居だけが出現する、奇妙な
光景を目にすることになる訳ですね。下記は大阪市北区野崎町の「龍王大神」の例。
2013年10月11日の「日記」より ⇒ 龍王大神
(一部、表記を改めました)
大阪の道路のあちこちに樹木が植わったまま、
手付かずになっている場所が在る。
例えば、これは大阪市北区野崎町の「龍王大神」の銀杏。
古くは、「太融寺」の境外社だった所らしく、
車道を通す際、この銀杏も伐採されようという折、
工事に関わる人らが事故に巻き込まれたそうで、
祟りを恐れ、神木として敬い奉られるようになったという次第。
大阪では、白蛇や大蛇を「巳(みぃ)さん」と呼ぶ。
銀杏の木には、巳さんが棲みついていたのだろうと
まことしやかに言い伝えられている……。
☆
ところで、特異な二重飛び地の例としては、あの「伊丹空港」が頭に浮かびます。
大阪・豊中市(の飛び地)を池田市が囲み、その池田市の周りが豊中市である
という、何とも複雑怪奇な境界線が錯綜する現場です。
加えて、兵庫県・伊丹市も交じっての三つ巴状態ですから、飛び地マニアの聖地?!
参考記事:大阪・伊丹空港、飛び地また飛び地の謎

サンクチュアリといったイメージをこよなく愛しています。
(おそらく、孤島ミステリーや密室物への偏愛もそのせい)
地図を見ていて、飛び地を発見すると、どきどきしますね。
右の画像は、本年9月30日の「船場で遊ぼう!」にて、
大阪市中央区を散策している時に見つけた物件です。
結論だけ先に言えば、「御霊神社」の神宮寺となる
「宝城寺」の南側の敷地に在った鳥居だけが、単独で
残されてしまった物です。“神宮寺”は、神仏習合により
神社に付属して建てられた寺社ですが、明治時代の
「神仏判然令」(=神仏分離令)によって切り離されて
しまいます。その結果、宝城寺が無くなり、御霊神社の
南側にぽつねんとして鳥居だけが出現する、奇妙な
光景を目にすることになる訳ですね。下記は大阪市北区野崎町の「龍王大神」の例。

(一部、表記を改めました)
大阪の道路のあちこちに樹木が植わったまま、
手付かずになっている場所が在る。
例えば、これは大阪市北区野崎町の「龍王大神」の銀杏。
古くは、「太融寺」の境外社だった所らしく、
車道を通す際、この銀杏も伐採されようという折、
工事に関わる人らが事故に巻き込まれたそうで、
祟りを恐れ、神木として敬い奉られるようになったという次第。
大阪では、白蛇や大蛇を「巳(みぃ)さん」と呼ぶ。
銀杏の木には、巳さんが棲みついていたのだろうと
まことしやかに言い伝えられている……。
☆
ところで、特異な二重飛び地の例としては、あの「伊丹空港」が頭に浮かびます。
大阪・豊中市(の飛び地)を池田市が囲み、その池田市の周りが豊中市である
という、何とも複雑怪奇な境界線が錯綜する現場です。
加えて、兵庫県・伊丹市も交じっての三つ巴状態ですから、飛び地マニアの聖地?!
参考記事:大阪・伊丹空港、飛び地また飛び地の謎
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