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飛び鳥居(再掲含む)

飛び地が好きです。特殊な閉鎖空間、隔離された御霊神社の鳥居(2016_09_30)
サンクチュアリといったイメージをこよなく愛しています。
(おそらく、孤島ミステリーや密室物への偏愛もそのせい)
地図を見ていて、飛び地を発見すると、どきどきしますね。
右の画像は、本年9月30日の「船場で遊ぼう!」にて、
大阪市中央区を散策している時に見つけた物件です。
結論だけ先に言えば、「御霊神社」の神宮寺となる
宝城寺」の南側の敷地に在った鳥居だけが、単独で
残されてしまった物です。“神宮寺”は、神仏習合により
神社に付属して建てられた寺社ですが、明治時代の
神仏判然令」(=神仏分離令)によって切り離されて
しまいます。その結果、宝城寺が無くなり、御霊神社の
南側にぽつねんとして鳥居だけが出現する、奇妙な
光景を目にすることになる訳ですね。下記は大阪市北区野崎町の「龍王大神」の例。

龍王大神 2013年10月11日の「日記」より ⇒ 龍王大神
              (一部、表記を改めました)

 大阪の道路のあちこちに樹木が植わったまま、
 手付かずになっている場所が在る。
 例えば、これは大阪市北区野崎町の「龍王大神」の銀杏

 古くは、「太融寺」の境外社だった所らしく、
 車道を通す際、この銀杏も伐採されようという折、
 工事に関わる人らが事故に巻き込まれたそうで、
 祟りを恐れ、神木として敬い奉られるようになったという次第。

 大阪では、白蛇や大蛇を「(みぃ)さん」と呼ぶ。
 銀杏の木には、巳さんが棲みついていたのだろうと
 まことしやかに言い伝えられている……。


       ☆
ところで、特異な二重飛び地の例としては、あの「伊丹空港」が頭に浮かびます。
大阪・豊中市(の飛び地)を池田市が囲み、その池田市の周りが豊中市である
という、何とも複雑怪奇な境界線が錯綜する現場です。
加えて、兵庫県・伊丹市も交じっての三つ巴状態ですから、飛び地マニアの聖地?!

参考記事:大阪・伊丹空港、飛び地また飛び地の謎
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テーマ : 神社仏閣
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡樹木

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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