世界の棟方

12月20日(火)、「あべのハルカス美術館」で2016_12_20_棟方志功
世界の棟方志功」展を鑑賞してきました。
サブ・タイトルには「わだばゴッホになる」と
題されていますが、明快な表現とポップさから、
ゴッホではなく、ピカソに近い人気を得ている
ように思われ……個々の作品の志向性よりも、
受容のされ方において、そんな気がします。

二菩薩釈迦十大弟子」は「大原美術館」でも
観たんだっけ、と懐かしい気持ちを覚えました。
文学に題材を採った作品は、戦前の「なめとこ山の熊版画」や「夢応の鯉魚」などに
確認でき、上田秋成を偏愛するぼくとしては、非常に嬉しかったりしましたよ。
(各175.4×1284.0cmの2面)から成る「大世界の柵」は圧巻で、
会場が吸い込まれんばかりの迫力。調べてみれば、棟方史上最大であるばかりか、
木版画としても世界最大。禍々しさに震え、呪術的な世界観に圧倒されっぱなし。

板画(=版画)はコピーが容易というか、コピーを大前提としたジャンルな訳ですが、
1点しか摺られなかったという「飛神の柵御志羅の柵)」は、背景の赤色が鮮烈。
『遠野物語』にも見える“おしら様”が、馬の首という形象で明示されています。
ところで、本展は青森県立美術館棟方志功記念館から主立った作品が
かき集められているため、開催期間中、青森県内の棟方関連施設の方が
すっかりお留守になっているのではなかろうか? と、要らぬ心配をしてみたり。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

コメントの投稿

Secret

カレンダー
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
Access Counter
   総閲覧者数:
Online Counter
現在の閲覧者数:
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリー
プロフィール

ぽか

Author:ぽか
通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



豆腐業界唯一の全国版専門紙
「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
メルマガ登録はこちらから
購読希望者はメール・アドレスを書き入れて「送信」してね!
Amazon
SOUKEN
QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示