フレスコ

「絵画」といえば、キャンバス油絵の具というステレオタイプな発想に
固着してしまいがちですが、油絵の具は15世紀頃にヨーロッパで発明された画材。
さらに、19世紀のチューブ入り絵の具の発売が近代絵画を野に放ったこと
印象派の誕生)と切っては離せないことも忘れてはならないでしょう。
「芸術」と「技術」は同義であり、即物的・散文的な側面は決定的に重要なのです。

※近代絵画と近代小説が、近代西欧の生み出した一卵性双生児であることは、いずれまた別の機会に。

ほぼ2,000年前のポンペイの壁画は、大半の素材・技術が“フレスコ”でした。
フレスコ画とは何か? 「14世紀から16世紀にかけて用いられたフレスコは、
壁画や天井画で使われた技法である。まず壁に漆喰を塗り、乾き切らないうちに
水で溶いた顔料を塗る。すると顔料が漆喰に染み込んでそのまま固まるため、
壁と一体化した丈夫な作品ができるというわけだ。しかしこの手法は
スピード勝負な上に やり直しが利かないというデメリットがあった
」などと
説明されるようですが、ポイントは漆喰が「乾き切らないうちに」という表現で、
「乾き切らない」=「新しい」「新鮮な」は、イタリア語で「fresco」となります。

参考文献:トキオ・ナレッジ『大人の西洋美術常識』(宝島社)
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通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



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「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

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