化学と宮沢賢治

「オリオン座の秘密」を観賞するついでに、
「化学と宮沢賢治」も観てきたのです。
本来は昨年、「銀河鉄道の夜 ショート版」と
併せて観る予定だったはずが、何故かしら
開催期間がずれていたものですから。
宮沢賢治生誕120年記念企画イベント
とはいえ、決して賑々しいものではなく、
4Fのスペースの一部を借りてのささやかな小展示で、和める空間でした。
賢治の残した文学作品などに現れる化学用語……鉱石や実験器具を同時に陳列。
鉱物名は無論、ソックスレー抽出機、カリ球、リービッヒ管、ブンゼンバーナー
……言葉の響きだけで、どきどきしませんか? その名前だけで“詩”を感じます。
世の中には、理系/文系だとか、西洋/東洋だとか、男/女だとか、
見かけの区分をするだけで、わかったような気になる方々は多いようですが、
決定的に、ポエジーが欠けているのではないかしら? と懸念されます。
彼の私塾「羅須地人協会」の教材絵図(手描き)が、何とも愛らしかったです。
大阪市立科学館を去る前、ミュージアム・ショップで賢治の童話集を購入しました。
- 関連記事
-
- 一心寺のこと (2017/01/16)
- 東北だべさ (2017/01/15)
- 化学と宮沢賢治 (2017/01/14)
- オリオン座の秘密 (2017/01/13)
- 試される (2017/01/12)
スポンサーサイト
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術