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触れない

2月12日(日)13時30分から、大阪市中央公会堂(=中之島公会堂)にて
同人誌の外部合評会を開催しました。基本的に同人のみが参加する月例会ではなく、
同人誌を読んでいただいた“外部”の読者にも参加してもらい、掲載作品の合評を
皆で行おうという趣旨でしょうか。結果的に昨年末まで引っ張られた編集段階で、
何遍となく掲載作は読み返していたので、どれもこれも美点や難所については
諳んじることも出来るのですが、他の読者はどんなふうに感じたのか、耳を傾け。
非常に初歩的なサイコロジーですが、書き手と(小説内の)語り手は異なります。
ナイーヴな読者であれば、作者に主人公の内面(心情だけでなく知識や技術)を
問いかけるといった事態も頻繁にあるかと思われますが、何にせよ、同じ書き手が
同様の質問を他の書き手に投げかけているとなれば、単に試しているだけのように
見えないでもなく、鼻白んでしまう局面がありました。小説は虚構、作り物です。
単なるディテールの羅列がリアリティを付与する訳でなく、かえって、机上の知識を
開陳しているだけのように思われ、実感から離れてしまうこともよくあるので、
取捨選択が肝要。近視眼的にとらえていると、自分の知っている情報量だけで
物事を判断しつつあるので(歳を取るごとにそうなりがち)、他人のふりを横目に
ぼく自身も随分と注意しないといけないなあ、と緊張してしまいました。
小説は学術論文などと異なり、書き手が知っていることを全力で、全て書き留める
必要は無いのです。何が書かれ、何が書かれていないか?がポイントです。
書かれていないことをテスト用紙の空欄のように無反省に減点する堅物でなければ、
書や絵画の何も描かれていない余白のように、敢えて書いていないのではないか?
という読み方をまず試み(ミステリー・マニアは習性として、そんなふうに読みます)、
真の書き手であれば、書けるけれども書かないといった場面もわかるはずです。
さらには、指し示すための言葉だけでなく、世界には隠すための言葉もありましてね。
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説同人

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恥ずかしい。

我ながら、“宗匠”風な物言いは嫌だなぁ……。
ごめんなさい。
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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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