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パリに生きる

2017_02_17_小磯記念美術館 2月17日(金)、六甲ライナーに乗って
 「神戸市立小磯記念美術館」を訪ねました。
 「六甲アイランド公園」内といいますか、
 アイランド北口で下車したらば、すぐ目の前。
 池田宗弘・制作の「アダムとエヴァ」像が
 出迎えてくれるはず。近隣住民の憩いの場と
 化している、地域に密着した美術館です。
 今回は特別展「パリに生きる パリを描く 
 -M氏秘蔵コレクションによる-
」の鑑賞。
パリを描いた日本人画家の作品を収集したという、このM氏の存在自体にも
興味深いものがありますが、まずは小磯良平(1903~1988)作品選で目を慣らし。
リュートが好きなんだなあ、と中庭に移築された彼のアトリエ内でも、
キャンバス上と同じ楽器の姿を見出して、ほっこり。
さて特別展では、やはりパリ風景となれば、佐伯祐三……みたいな風潮になりがち
ですが、M氏のコレクションには、龍三郎棟方虎次郎らの作品も交じっていて、
思いがけずも顔見知りに遭遇したような、妙な高揚感を覚えてしまいました。
そして、今回の収穫は荻須高徳との邂逅。展示されている作品数としては、
最も多かったかと思われます。同じパリの街並みを描いても、佐伯祐三の孤独感、
悲愴感とはまた別の、淡々としたクールネス、小説家の散文感覚にも通じる視線に
痺れました。小磯良平とは、東京美術学校(=現・東京藝術大学)の同期生か
……愛知県稲沢市にあるという個人美術館も訪れてみたくなってきました。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
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