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怒り天神

今年も「大阪天満宮」の「てんま天神梅まつり」に2017_02_24_怒り天神
足を運びました。主会場は、書院造り(100畳敷き)の
参集殿で、「盆梅と盆石展」が催されています。
樹齢200年オーバーの梅の古木・銘木などのほか、
昨年同様、和歌山県みなべ町の瓜渓石(うりだにいし)
飾られていました。同宮所蔵の“天神画像”なども
展示され、毎年、掛け軸は替わっているのですが、
怒り天神」に目を奪われる次第となりました。現在、
天神=菅原道真公といえば、学問の神様として
毒気を抜かれたイメージで思い浮かべてしまいがち
ですけれども、時の左大臣・藤原時平の讒言により、
九州・大宰府へと左遷されて没した菅公ですから、
一般的な天神画像の面貌表現が、怒り天神の
伝統を踏まえて血走った瞋目
(しんもく)であり、唇を強く噛むことが多い」(松浦清・
大阪工業大学准教授)訳ですよ。元は祟りをなす怨霊、祟り神ですものねえ……。

2017_02_24_ぜんざい 牛と戯れ、梅の花を愛でる、学問好きの歌詠み
 なんて、ぼくの甘っちょろいイメージの方こそ、
 修正されて然るべきなのでしょう。起点は“怒り”。
 縁側に出ると、「梅の木餅」だけでなく、ぜんざいも
 注文しました。去年は売り切れていたのかな?
 梅の木餅には昆布茶、ぜんざいには抹茶が
 添えられています。何気に、塩吹き昆布が美味。
 江戸時代から、北前船の西回り航路を経て
 大坂に流入していた北海道の昆布の来し方に、
 しばし思いを巡らせます。境内で演じられていた
 「二助企画」の猿回しを終演まで見届けた後、
 弄堂(ロンタン)」南森町店に寄って、生煎饅頭
(焼き小籠包)を美味しく頂きました。紹興酒とともに。

参考文献:「大阪天満宮社報 第71号 てんまてんじん」(大阪天満宮社務所)
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テーマ : 神社仏閣
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 年中行事呑む

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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