おっさんのケーフェイ

3月10日(金)の「シネ・リーブル梅田」、
インディ・フォーラム部門の3作品を連続鑑賞。
3作品のうち、唯一、前売券を取れなかった
谷口恒平・監督『おっさんのケーフェイ』
(2017)ですが、同人仲間、Kさんの差配で
入手できそうな按配。上映開始の正午前、
教えてもらった谷口監督の携帯電話番号に
連絡を入れると、受付で名乗れば大丈夫、と。
招待券を頂くと、スクリーンに対峙しました。
☆
タイトルに含まれる隠語(?)“ケーフェイ”から察知できるように、プロレス映画です。
小学生のヒロト、プロレスラーのダイナマイトウルフ(初代&2代目)、
元プロレスラーの坂田(=川瀬陽太)らをめぐる群像劇で、べたに泣けてしまう
観客を意識した作品でした。「ケーフェイ」という語に市民権が無いためか?
その辺りの説明不足を難じられるでしょうが、ヒロトら3人のプロレス仲間が、
教室で乱闘騒ぎをして呼び出された後、廊下を歩きながら、科白でなく、
ボディー・ランゲージのみで友情を確認し合うシーンで、十分でないかなあ。
2代目ウルフがマスクを脱いで、市会議員に立候補したことに対し、物語内で
何の脈絡も無く、ただ議員というだけで“悪”と見なされる流れに大笑いさせられ
(スペル・デルフィンも出演しているので、余計にね)。「道頓堀プロレス」が協力。
議員に転向する2代目ウルフを演じたのは、赤城――古いプロレス・ファンならば、
「南条隼人」といったリング・ネームの方に心覚えがあるやもしれません。
ぼくは大仁多厚のFMW時代、マッハ隼人として観たような記憶がうっすらと……。
エンド・ロールでは、ロケーション協力に「鴨居家」の文字をしっかりと確認!
同人仲間のKさんです。サトルの家の食卓は、Kさん宅で撮影されていたのでした。
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