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七條大橋と七條橋

2017_05_19_七條大橋 京都の会社に勤めていた頃、ふらりと「京都
 国立博物館
」や「三十三間堂」を訪れる際、
 何の気無しに渡っていたのが、鴨川に架かる
 「七条大橋」でした。5連の鉄筋コンクリート・
 アーチ橋で全長82m、幅員18m。鴨川の橋の
 中では最古となり、明治44年(1911)11月に
 着工、大正2年(1913)4月の竣工。明治期の
 意匠を現代に伝え、2008年、土木学会から
 「選奨土木遺産」にも認定されています。
距離を置いて眺めれば、なるほど!と感服。
ただ、実際に歩いて渡る分には、橋よりも東山や鴨川に目を奪われてしまいがち。

七条大橋から七条通をさらに西へ進むと、2017_05_19_七條橋
七条橋」が高瀬川に架かっているのが
わかります。森鴎外『高瀬舟』などで
知られる高瀬川ですが、歴史に興味・関心を
持たなければ、街中を流れる用水路として
見過ごしてしまいそうな勢いです。
江戸時代初期(1611)、角倉了以らの
開削による運河、高瀬川の水運の廃止が
大正9年(1920)なので、七条橋はそれ以降の
建設になるかと思われます。委細は調査中。
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 小説

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違う?

七条橋が架かってしまえば、
高瀬舟が行き来できなくなると考え、
大正9年(1920)以降の架橋と推測したのですが、
七条大橋がそもそも、京都市電七条線に合わせての開通。
ならば、七条通に市電を走らせるために
大正2年(1913)の時点で、高瀬川に橋が架かっているべき。
高瀬川は小規模な運河なので、
橋を潜っての舟の行き来は無理と思われますが、
高瀬舟自体が、実際、どこまで運用されていたのか、
その実態も調べてみないことには、何とも言えませんねえ。

京都市電七条線

本来、高瀬川に架かっていた橋は、高瀬舟の運航を優先させるため、
平地よりも高い“高橋”タイプだった模様。
ところが、京都市電七条線の妙法院前(後に東山七条と改称)
-七条内浜(後に七条河原町と改称)間の開業が、やはり、
大正2年(1913)4月5日ですから、少なくとも、そのタイミングで
平地と同じ高さの橋に付け替えられていたはずですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E9%9B%BB%E4%B8%83%E6%9D%A1%E7%B7%9A

ピクトグラム

ぽかさんが貼ってくださったURLから
たどり着いたところの、七条線の記号?が
おもしろいなと思いました。
そこからまた、「鉄道用ピクトグラム」に行き着き、
なんだかまた、懐かしい気持ちに…(笑)

このピクトグラムみたいなのが描いて?ある
サイコロ状の部品を設計図通りに並べると、
ラジオになる……っていうものがありました。

子どものころ、
父が組み立てているのを眺めていました。
あれは、何という商品だったのかなぁ。

回路図

> アヲさん

ピクトグラムというか、回路図ではないでしょうか? 
電子工作キットで、類似品は多々ありますが、
有名どころで、「学研電子ブロック」とか。

http://otonanokagaku.net/products/kit/ex150/highlight.html
http://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/toys/9790.html

Re:回路図

> ぽかさん

そです、そです。
そんな感じです。ありがとうございます。
回路図というのですね。

当時、父は、どこで入手したのでしょうか。
今となっては、尋ねることができませんが...

私の記憶にあるのは、乳白色のサイコロ型の部品で、
かわいかったのです(笑)

いつ使うのか分からないような工具を買い求めては、
うれしそうに見せてくれる人でした。
そんな工具がたくさん詰まった物置の片隅に、
眠っているかもしれません。

あ、

回路図が...
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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
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好きな言葉は「ごちそうさま」。

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