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折々の大豆(1)

加藤英彦
枝豆の豆みっしりと太りいてその夜怒りのごとき一皿
       ☆
『角川 短歌 3月号 2017』(角川文化振興財団)から、枝豆の歌。
「母の昭和」と名付けられた12首中の1首。
前号に題詠「昭和の音」が掲載されていたので、
その関連作品かと勘繰ってしまいそうです……。
“豆”という文字の連打が、莢の中、ぱんぱんに詰まった豆の様を想起させます。
充溢する枝豆の莢に、それを持ち運んできた指の太さまで重ね合わせ、
卓上に置かれた際の衝撃(「ごとき」の音感が効いています)、対して
動悸を鎮めようとする心の傾きまで思い描いてしまいそうになりますが、
「その夜」に何があったことやら、非常に気に掛かるところです。
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テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

tag : 大豆枝豆短歌

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だだちゃ豆

枝豆の銘柄?は何だったのでしょうか...

頭にくることって、しばしばあります。
たとえば、枝豆を枝から「もぐ」作業の大変さも気にかけず、
無言で、ただ食べるだけとか...

そんなこと...って、思うかもしれないけれど(笑)

推測

読み違えていたら、申し訳ないですが……
枝豆の品種までは気にしていないような気がします。
「だだちゃ豆」のようなブランドではない雰囲気。

枝豆自体は、お外で呑む時のお摘まみのイメージで、
自分で茹でた記憶がなかなか出てきませんが、
キッチン鋏で切るのでなく、手で「もぐ」のですか?

もぎます。

『豆みっしりと太りいて』の表現から、地元特産?の
「だだちゃ豆」が浮かびました。

枝付きの枝豆から、さやをはずすとき、葉っぱがわさわさ
生えているので、キッチンバサミで切るのは、かえって
めんどくさく、手でもぐのが一番。
…と、思っていますが、
ただ、ワイルドなだけ?(笑)

さやは、結構とがっているし、枝からもぐのは、力が必要で、
指が痛くなります。

でも収穫したての枝豆をもいで、ゆでたのは、すごくおいしい。

調理法はいろいろありますが、枝豆は、塩ゆでが一番好きです。
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