なら仏像館

東新館・西新館とは別に建つ「なら仏像館」。
名品展「珠玉の仏たち」が常時催されている
ようですが、出陳品は会期により、微妙に
異なっているので、事あるごとに覗いてみても
損は無いかと思われます。ぼくは、小ぶりで
愛らしい「誕生釈迦仏立像」のいくつかが
好みで、思わず見入ってしまいます。
元々は「旧帝国奈良博物館本館」で、
昭和44年(1969)に重要文化財の指定を受けましたが、
奈良初の本格的洋風建築(フレンチ・ルネサンス様式)として、明治27年(1894)
完成。画像は東側からの撮影ですが、無料観覧日の9時30分~12時30分の間は、
正面に当たる西側玄関が開放されている模様。設計は片山東熊(1854~1917)。
ということは、あの「京都国立博物館(明治古都館)」の兄貴分になる訳ですね!
個人的には、新館と仏像館の間を地中でつなぐ“地下回廊”(全長150m)が、何やら
秘密基地への抜け道のようで大好きです。特別展の無い時に、ゆっくりしたいかも。
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