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IRISH CURRY

当初、大阪市北区中津の隠れ家カフェで、インド料理を堪能する予定
でしたが、諸般の事情から見送ることになりまして、
せめてカレーを食べたいなあ、という希望だけは残っていたことから、
アイリッシュ カレー」でランチを取りました。
前々から気にはしていたのです。よく利用するグリル「アイ」の斜め向かい。
13時過ぎの入店でしたが、カウンターが満席になってしまい、驚き。
それほど人通りの多い界隈でなく、地元の人らが活用するお店の印象だったので。
サラダ(150円)を食して、ぼくは日替わりの笹身カツ・カレー(中盛り)、
相方はポーク・カレーにチーズのトッピングで注文。
「アイリッシュ カレー」中津店と言うからには、支店も在る模様。
ルウや とろとろのポークがギネス・ビールで煮込まれているとのこと。
“アイルランド”からジャガイモを勝手に想像しがちだったのですが、
ギネス・ビールの方でした。上品な酸味が、なるほどと思わせます。
このところ、炭水化物を控えていたので、久しぶりにご飯をいっぱい食べましたよ。
       ☆
食後は、第28回「秘密のビデオ会」の会場に流れました。
数日前に取り上げられた作品、園子温・監督『冷たい熱帯魚』(2010)に続き、
同監督の『愛のむきだし』(2009)を鑑賞しました。
ぼく自身は再鑑賞。4時間近い大作ですが、ひたすらに見入ってしまいます。
ぼくが最初に観ていた時期とも関係するのですけれども、
『自殺サークル』(2002)と『紀子の食卓』(2006)との関係とパラレルに、
『冷たい熱帯魚』と『愛のむきだし』も捉えていまして、
前者のどうしようもない鬼畜なバッド・エンドぶりと、
後者の問答無用なまでの強引なハッピー・エンドは、
いずれが欠けても宜しくない 両輪のようなものだと思うのです。
確かに「生きるっていうのは痛い(『COLD FISH』のラストは、いつも不覚の涙……)
にしても、前者の世界観のみではつら過ぎるというか、
希望の原理、夢見る力が欠けていては、どうにもやれんでしょう、と。
どれだけ周りがとち狂っていても、たった独りで闘い抜けるか?と自問をしつつ。
『冷たい熱帯魚』の後は、三島由紀夫の自作自演『憂國』(1966)も観ました。
昔、友人のSさんに焼いてもらったDVD-Rを持参していたのです。
三島の肉体は、三島の文体より寡黙で、何も語りかけてはこないようですね。
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テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : カレー映画小説

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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