近世やまと絵の開花

特別陳列「近世やまと絵の開花」を観に
お出掛け。土佐光起(1617~1691)の生誕
400年を記念して、“和のエレガンス”を紹介。
室町時代、やまと絵の制作を主導する絵所預
を世襲していた大流派ですが、当主(=土佐
光元)の戦没、狩野派の台頭によって衰微。
土佐光吉、光則は泉州・堺に拠点を移します。
しかし、江戸時代を迎え、絵所預への復帰を
果たし、“土佐家中興の祖”と呼ばれたのが土佐光起なのでした。鶉図、歌仙図など
趣深い画題も多いのですが、如何せん、「やまと絵」自体に対する距離感……
西欧の近代絵画の方にむしろ馴染んでしまう、伝統との断絶を痛切に感じるところ。
同美術館では、併せて他のコレクション展も開催しており、「源氏絵」「千花百果
―四季をめぐる中国書画―」「長尾雨山が見た中国書画」「中国の彫刻」も鑑賞。
やはり、仏像! 山口コレクションの数々には、身体が反応してしまいました。
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