生産国による大豆成分の差異
大豆の成分は「五訂日本食品標準成分表」によると、同じ豆類の小豆、いんげん豆、えんどう豆、そら豆、落花生と比べてたんぱく質含有量が多い。また、大豆と落花生は脂質が多く、小豆とえんどう豆、いんげん豆、そら豆はでんぷんが多い。これは既に記した(2007年2月「大豆の“豆”知識」参照)が、大豆成分の生産国別の違いも「五訂日本食品標準成分表」に示されている。
下表が生産国別の大豆(全粒)の成分表。いずれもドライベース。大豆の国内自給率は21%と少なく、米国を主として、ブラジル、カナダ、中国などからの輸入に頼っているのが現状である。「五訂日本食品標準成分表」には国産、米国産、中国産、ブラジル産大豆の成分値が記載されている。米国産、中国産、ブラジル産は「それぞれ主産地の代表的な輸入銘柄を対象とした」とあり、国産は、国産大豆の主生産地である東北、北海道、関東・東山および九州の代表的な品種を対象としている。
国産大豆は米国産などと比べてたんぱく質含有量が明らかに多く、脂質が少ない。米国、ブラジル産大豆の多くが製油用に、国産大豆が豆腐などの食品用に適していることが分かる。また、国産大豆は米国産などと比べて、鉄分やカリウムなどミネラル分も豊富である。
下表が生産国別の大豆(全粒)の成分表。いずれもドライベース。大豆の国内自給率は21%と少なく、米国を主として、ブラジル、カナダ、中国などからの輸入に頼っているのが現状である。「五訂日本食品標準成分表」には国産、米国産、中国産、ブラジル産大豆の成分値が記載されている。米国産、中国産、ブラジル産は「それぞれ主産地の代表的な輸入銘柄を対象とした」とあり、国産は、国産大豆の主生産地である東北、北海道、関東・東山および九州の代表的な品種を対象としている。
国産大豆は米国産などと比べてたんぱく質含有量が明らかに多く、脂質が少ない。米国、ブラジル産大豆の多くが製油用に、国産大豆が豆腐などの食品用に適していることが分かる。また、国産大豆は米国産などと比べて、鉄分やカリウムなどミネラル分も豊富である。

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