グランサンクタス淀屋橋

神戸市・みなと元町駅の「旧第一銀行2017_09_26_グランサンクタス淀屋橋
神戸支店
」を目にした時、“辰野式”を別として、
外壁部分の再利用という観点から、真っ先に
思い浮かんだのが大阪市の分譲マンション
グランサンクタス淀屋橋」なのでした。
元は歴史的建築物である「旧大阪農工銀行
ビルで、辰野片岡建築事務所の設計により、
大正7年(1918)竣工。昭和4年(1929)には
建築家、國枝博が改修。オリックス不動産が
歴史的な建築物の外壁保存・再生の意向を示したことから、
鹿島建設が外壁の一部(全長約30m)を原形のまま
新築マンションの外壁として再生利用する“曳家(ひきや)工法”を駆使。
結果、現在の街を歩くぼくらも、正面部分(ファサード)に施された
イスラム風なアラベスク模様のテラコッタや、
コーナーの曲線(=カド丸)を平生から愉しめる仕儀となった訳です。
マンションは2013年に竣工。ところで、旧大阪農工銀行の設計事務所は、
名の表すとおり、辰野金吾の創立……本来は同ビルも赤煉瓦仕様
だったそうですが、國枝が改修時にテラコッタ・タイルを採用。
かくして、“隠れ辰野”ビルが誕生した訳です。
現在の見た目は異なれど、辰野作品の(表と裏の)外壁が
きちんと保存・再生利用されていることは素晴らしいことです。
なお、旧第一銀行神戸支店のファサード保存に、曳家工法は使われていません。
       ☆
今年も「船場を遊ぼう」の季節になりました。
ぼくは個人的に9月26日(火)からスタート。
クイズ設置ポイントとなっている近代建築だけでなく、
ついでとばかりに、その界隈の近代建築にも足を運んでおり、
「グランサンクタス淀屋橋」は、「三井ガーデンホテル」から
除痘館記念資料室」へ向かう間で、じろじろ眺めてしまいました。
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

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通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



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「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

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