我他彼此
【がたぴし】 (1)騒がしいさま。戸などのたてつけが悪くきしむさま。がたりぴしり。がたりびしり。(2)人間関係や組織運営が円滑にゆかないさま。
――と、『広辞苑』第5版の説明にあります。
難しい言葉ではないし、単なる擬態語、擬音のたぐいと見なしていました。
ところで、過日訪れた「三千院」で手にした天台宗の“一隅を照らす運動”
機関誌「きらめき」第50号に目を通していたところ、
「がたぴし」は擬音でなく、元は『沙石集』にも用例の見られる仏教用語
であると思い出さされました。『広辞苑』でも、「がたぴし」の直前が「我他彼此」。
【我他彼此】 〔仏〕我と他と、彼と此と、対立していること。
千妙寺住職の阿純孝氏は、「自と他がお互いに相手や周囲の事情をかえりみず、
自分勝手にふるまうこと」と説明されておられます。
一方のみを是とし、他方を非とするのではなく、「すべてよし」と肯定できるか?
自身の内面においてすら、神々の泥沼の闘争が飽きもせず続けられているのに
……関係無いですけれど、「きらめき」には尼僧でもある落語家、
露の団姫(まるこ)の「まるこの川柳小噺」も連載されていますよ。
――と、『広辞苑』第5版の説明にあります。
難しい言葉ではないし、単なる擬態語、擬音のたぐいと見なしていました。
ところで、過日訪れた「三千院」で手にした天台宗の“一隅を照らす運動”
機関誌「きらめき」第50号に目を通していたところ、
「がたぴし」は擬音でなく、元は『沙石集』にも用例の見られる仏教用語
であると思い出さされました。『広辞苑』でも、「がたぴし」の直前が「我他彼此」。
【我他彼此】 〔仏〕我と他と、彼と此と、対立していること。
千妙寺住職の阿純孝氏は、「自と他がお互いに相手や周囲の事情をかえりみず、
自分勝手にふるまうこと」と説明されておられます。
一方のみを是とし、他方を非とするのではなく、「すべてよし」と肯定できるか?
自身の内面においてすら、神々の泥沼の闘争が飽きもせず続けられているのに
……関係無いですけれど、「きらめき」には尼僧でもある落語家、
露の団姫(まるこ)の「まるこの川柳小噺」も連載されていますよ。
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