西福寺の若冲

伊藤若冲(1716~1800)の傑作を、年に一度2017_11_03_西福寺
ではありますが、ごくごく近場で鑑賞できる
ことを知りました。数年前から頭に入れては
いましたが、今年ようやく、足を運べたのです。
場所は大阪府豊中市小曽根の「西福寺」。
阪急宝塚線・服部天神駅から歩いて10分少々。
毎年11月3日、若冲の「仙人掌群鶏図」などを
虫干し公開しているのでした。知る人はやはり
知っているようで、当日の境内には長蛇の列。
堂内に入るまで屋外で1時間、突っ立っていましたよ。
       ☆
天明8年(1788)に京都洛中で起きた大火災、天明の大火によって、
若冲も焼け出されてしまいます。大坂へ逃れた若冲の面倒を見たのが
鰻谷の薬種問屋、吉野寛斎五運)。彼が西福寺の檀家であったことから、
五運と同寺住職の依頼を受け、若冲の描いたのが「仙人掌群鶏図」です。
鶏の画家”と呼ばれた若冲が本領を発揮した襖絵(6面)と併せて、
裏面に描かれていた「蓮池図」が掛軸に改装されており、内4面を展観。
他に「野晒図」(賛は香川景樹!)、「山水図」も掛かっていました。
款記には、売茶翁に対抗してか?! 「斗米庵米斗翁」の文字が見えます。
本堂の「天人舞楽牡丹欄間」は岸上駿河守五兵衛・作と、何とも贅沢で、
立ち待ちの時間に比して、実際の鑑賞時間は3分の1ほどでしたが、
濃い時空間を堪能させていただきました。今年の西暦年が打刻された
メダル(タグ?)も頂戴して、上機嫌で帰途に就きました。来年も行きたいな。

参考文献:狩野博幸、森村泰昌ほか『異能の画家 伊藤若冲』(新潮社)
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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術 仏像

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仙人掌

まぁ、仙人掌はどうものっぺらとした質感で、
日本画の対象としては、どうかなぁ?と思うのですが、
そんなんを取り上げてしまうのも、若冲だな、と。
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