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「北斎-富士を超えて-」を観に出掛けました。
大英博物館・国際共同プロジェクトですが、無茶な
行列が出来ていましたよ。同美術館で、入館までに
20分もの待ち時間は初めて。先日、若冲見たさで
並んだ折は心の準備も出来ていましたが、小バベル
展と同じくらい、げんなりしたかもしれません。NHKで
北斎関連の番組が多数放映されたせいでしょうか。
美術の間口を広げるという意味では間違っていません
けれど、どんな時でも支えてくれる(はずの)好事家や
マニアを蔑ろにしてはいけません……。葛飾北斎(~
1849)の画業の中でも、晩年30年に焦点を当てての
展覧会でしたが、展示替えのため、「雲龍図」と対を成す「雨中の虎図」や
「富士越龍図」はお目に掛かれず。「雪中虎図」に逢えただけでも良しとします。
しかしながら、「吉原格子先之図」、「関羽割臂図」が北斎の三女、葛飾応為
(=お栄)の肉筆画であったとは、会場を離れてから知りました。不覚千万。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
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tag : 美術