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生身の釈迦

五台山 清凉寺」(=嵯峨釈迦堂)本堂の「釈迦如来立像」が
生身の釈迦”と呼ばれる所以は、釈尊37歳の生身の姿を伝える
霊像であることから……だったのですが、昭和28年(1953)、
釈迦如来像の体内から、奝然(ちょうねん)が封入した五臓六腑
願文、経巻などが発見されています。絹製の五臓模型ではあれ、
釈迦を正にリアルな“身体”として把握しようとする態度に驚かされます。
本尊同様に、体内封籠品も国宝指定を受けており、5色の絹で
表現された心臓、肺、肝臓、腎臓などは、世界最古の内臓模型
この像高160.0cm檀像は、他にも、鼻や耳の穴が抜けており、
額には銀製の一仏、目に黒水晶、耳に水晶が入れてあるなど、仏像を
生かそうとする執念が、隅々に至るまで詰まりまくった産物と言えそう。
生きている者を写した後、生きた物を造ろうとの強い意志が在ります。
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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 仏像

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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