臥龍殿

日本3大チャイナ・タウンのひとつ、神戸市の南京町2017_12_22_臥龍殿
(他は横浜、長崎)を彷徨っていると、大きな張り子の虎を
飾り付けたような建物を発見。よくよく見ると、虎ではなく
”でした。中国料理店かと思えば、大きく、トイレと
わかる表示が施されており……豪勢ながらも、紛う方なき
市民トイレは、その名も「臥龍殿」。金色の揮毫は、
陳舜臣によるもの。展示されている龍は、春節祭
使用されているそうです。その夜は南京町をスルーして、
元町駅の北側に位置する「食堂ペスカ」に入り、
白ワインを1本空けました。小体な隠れイタリアンかな
と見たのですが、お酒の品揃えが一通りあるので、
居酒屋使いでも活躍しそう。奥のソファー席に身を沈め、
力を抜かさせていただきました。普段使いに無問題の優良店として記憶。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む 建築

神戸郵船ビル

2017-07-25_神戸郵船ビル 当然の話ですけれども、建築も人間と同じく、
 時と所や、見る角度で、顔を変えてきます。
 「神戸郵船ビル」(旧日本郵船神戸支店)は
 今夏(7月14日、7月25日)、メリケンロード
 (鯉川筋の一部)を挟んで、東側のメインの
 ファサードを、海岸通り側から見上げる形で
 南側のファサードをチェックしました。年末にも
 再び見ることになるでしょう(海岸通の向こう側に)
 現在は建築物そのものより、テナントの
大きいサイズのメンズ服屋「グランバック」の黄色い店舗用テントが人目を引くかな。
画像は南側のペディメント。阿古屋貝と真珠を模したと思しき装飾も見られますね。
1918年、曾禰達蔵中條精一郎の設計により建設……つまり、来年で100周年!

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

Sly5thAve

 隙間時間で、「TOWER RECORDS」の新作
 コーナーを眺めていたらば、やばそうな物件を
 見つけてしまいました。SLY5THAVE
 国内盤。『THE INVISIBLE MAN』は、副題
 どおり、オーケストラによる Dr. Dre への
 トリビュート・アルバムですが、ジャズ志向。
 ケンドリック・ラマーが一目瞭然。現在の
ヒップホップは完全にジャズへと舵を切っています。と言うか、振り切りました。
元々は2015年11月21日、カリフォルニア州コンプトンに音楽学校を作る目的で
開催されたドレー・トリビュート公演を、スタジオ・レコーディングに切り替えた仕様。
ドレーの名曲メドレーかと思えば、新鮮な耳触りと同時に、ラップを抜いてしまうと
GファンクもP-ファンクの一環でしかないような、妙にねじれた気持ち良さに浸れます。
ドレーのカバーを超えて、オリジナルのブーツィパーラメントからの綿々たる流れ。
さらに、Sly5thAve(本名=Sylvester Onyejiaka)の出自と言いますか、一時期は
殿下のバンド、The New Power Generation にも在籍していたと知っては、
何やかんやと期待も大きくなります。来年3月に来日する同名バンドのメンバーには、
名を連ねていませんけどねえ。これから、いろいろな局面で名を見かけるかも。

テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽

tag : 黒い音

折々の豆腐(7)

山野吾郎
つきつめて男はみんな痩せ我慢 冷奴にずぶり箸を突き刺す
       ☆
『角川 短歌 10月号 2017』(角川文化振興財団)から豆腐詠を抽出
してみましたが、正確には孫引きとなります。刊行された山野の歌集
『痩せ我慢』(短歌研究社)について、千々和久幸の行った書評で、
目に留まりました。「冷奴」には2字を合わせて「やっこ」のルビ有り。
この“男”には、「武士は食わねど高楊枝」に通じるものを感じてしまいますね。
ところで、10月号の特集は、正岡子規生誕150年を当て込んでの
「和歌革新運動」だったのですけれども、“150年”といえば、今年は
神戸港、あるいは大阪港の開港150年に当たる年。記念事業やイベント類、
いくつか見かけたように思うのですが、特に特筆すべきことはなく、年も暮れ。
ただ、神戸港の開港が慶応3年(1868)1月1日、大阪港が同年7月15日。
150周年どころか、「150年」との断言も語弊を孕みますが、そこは大人の事情。

テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

tag : 豆腐 短歌

年末同人

12月17日(日)19時から、大阪市中央公会堂2017_12_17_中之島
(=中之島公会堂)にて、同人の合評会を開催。
風邪やら何やらで複数名が欠席。ぼく自身も
業務上、いろいろと常にも増して多忙な時期で、
欠席という選択肢も頭を過ぎりはしましたが、
さすがに自分が合評作品を提出する番であるし、
未完成ながらも、抜粋+朗読という荒技で、
一旦エスケープ。大阪市営地下鉄・北浜駅から
会場までの道のりが、イルミネーション「OSAKA
光のルネサンス 2017
」の時期と重なり、かなりの人出。
ぼくは自分の小説のことで、頭がぼんやりしていましたが……
中之島公会堂も、散会後に渡る栴檀木橋も登場せざるを得ないでしょう。

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 同人

コペルニクスさん家

12月16日(土)18時から、劇団パロディフライの第27回本公演
『コペルニクスさん家はおとなりです。』が行われました。
開演時刻ぎりぎりに駆け込んだ状態。今年で、連続3回の鑑賞です。
脚本はいつものように郷田美雄、座長で主演の妹尾和夫
W主演とも言うべき安井牧子のほか、他劇団員が脇を固めて
手堅いお芝居を見せてくれました。が、ダンゴムシの糞を集めて
研究している博士という設定が、あまり生かし切れていなかったかも。
親のいない少年が博士と出会い、触れ合い、別れるというストーリーも、
そもそも親権も何も無く、たまたま近所に引っ越してきただけの関係の
希薄さがあるため、そこまでの感動にはつながっていかないのですね。
博士がダンゴムシの起源を求めて、アフリカに旅立つ意図が不明。
少年が博士に依存するあまり、自立・独立・克己心を失いかねない……
といった危機がしっかり描かれていれば、また話は別なんですけれども。
ただ、何を演劇で訴えようかという目論見は明白ですし、そういった見え見えの
結末を求める観客との間で共犯意識が築かれている限りは、安泰なのでしょう。
演劇という括りではなく、妹尾和夫さんを観たい人の熱気は感じました。
カーテン・コール時には、妹尾さんの俳優生活40年を記念しての
サプライズ企画で、「人生晴れたり曇ったり」を熱唱していただきました。
たぶん、演劇論ではないのです。そこに生きている人間がいるということ。

テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 演劇

オリエント急行殺人事件

ケネス・ブラナー監督の『オリエント急行殺人事件』
「大阪ステーションシティシネマ」で鑑賞してきました。
元ミステリー・マニアとしても、ほぼ満足できる内容でしたよ。
新味が無いだの、何だのと難癖は付けられるでしょうが、
ミステリー黄金期の代表作ですし、抜群の安心感か、と。
(はらはら、ドキドキしたいならば『シベリア超特急』で十分)
豪華なキャスティングなので、誰か好きな俳優の1人くらいは
見つけられるでしょうし。ぼくはジョニー・デップの地味な
陰惨さに衝撃。まぁ、そういう役柄ではあるんですけど。
ただ同じくらいに好みのウィレム・デフォーが、曲者ぶりは
健在の上で、哀愁も感じさせてくれたから、良かったです。
しかし、マイケル・グリーンの脚本が良く出来ているのかな。
読み物としてはともかく、映像としては単調に終わりかねない
大筋を上手くアレンジしていたのに感心。冒頭、エルサレムでの
小事件によって、探偵役のキャラ紹介。中盤の雪崩による脱線事故、
解決シーンでは車内でなく、わざわざトンネル内へ移動して……
あれは「最後の晩餐」の構図ですかね。そうして、続編への示唆。
ひとつだけ、個人的に惜しいなと思うのは、演技は文句の無い
ケネス・ブラナーが、ぼくの中のエルキュール・ポワロ像と
齟齬を来してしまうことで、こればっかりは致し方ないかなぁ。
ベルギー人の小男と聞いて、現在、思い浮かぶ俳優もいませんし。

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : 映画 小説

折々の豆腐(6)

島田修三(まひる野)
てのひらに冷たき豆腐を切りながらなんともいへぬ歓びに在り
       ☆
『角川 短歌 9月号 2017』(角川文化振興財団)から豆腐詠を抽出(敬称略)。
特に何と言うこともない秀歌ですけれども、よくある日常の一こま。
これが豆腐以外の食品であれば、すとんと腑に落ちてこないだろうなあ、とも。
さて、今年に入ってから、ついつい『角川 短歌』を毎号購読している状態。
9月号でも、いろいろと驚かされることは多かったのですが、特に
木村草弥(草の領域)の作品12首「信天翁」の中の一首!
吉凶のいずれか朱き実のこぼれ母系父系のただうす暗し
詞書に「兄・木村重信死去」と置かれてあって、まさか短歌誌で
木村重信氏の名に遭遇するとは……随分の不意打ちとなりました。

テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

tag : 豆腐 短歌 美術

enoco

典型的な“カド丸”物件でした。「江之子島2017_12_12_enoco
文化芸術センター
」、通称「enoco」です。
一帯はかつて、中之島同様の中洲であり、
まだ木津川こそ残っていますが、百軒堀川
江戸堀川は埋め立てられてしまい、既に
“島”ではない状態。明治7年(1874)、
江之子島に建てられた大阪府庁舎が、
大正15年(1926)、大手前へ移転しました。
代わって、江之子島では昭和13年(1938)、
大阪府工業奨励館」が建設されます。同館の増築棟となる
工業会館が2012年、「enoco」に生まれ変わったのです。

参考文献:『大阪名所図解』(140B)

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

20世紀の写真芸術

12月12日(火)、「大阪府立江之子島文化芸術創造センター
(=enoco)にて開催されている「20世紀の写真芸術 学生がつくる
大阪新美術館・enocoのコレクション展
」を観に行ってきました。
大阪市営地下鉄・阿波座駅の8番出口からだと近いです。
19時まで開館していたので、夕方前に訪れたのですが、
ちょうど冬将軍が大暴れし始めた頃で、随分と凍えた気分。
主催が大阪新美術館建設準備室……新美術館、まだですかねぇ?
ともかく、同美術館の有するコレクションの中から約100点の作品を展示。
 第1章:倶楽部からの始まり ―なにわの写真家たち―
 第2章:個人のための写真 ―戦後を生きた写真家―
 第3章:宣言するモダニスト ―激動するヨーロッパの写真新機軸―
 第4章:レンズ越しのanother ―20世紀の欧米写真―
 第5章:ただそこにある ―大阪の巨匠 岩宮武二―
写真というジャンルが、出発点においては絵画の代用品でしかなく、
そのコンプレックスを払拭するのに、それなりの歳月を要していたことを再確認。
仏像好きだと、入江泰吉は目に入っただけで、頬が緩んでしまいます。
岩宮武二は現在、書いている物とつながるイメージを見出して、頭の中を整理中。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 写真

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ぽか

Author:ぽか
通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



豆腐業界唯一の全国版専門紙
「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

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